シロアリ被害について、まずは知識を持つことが大事です。
それはシロアリによる被害というものは、常に身近にせまる脅威だからです。
こちらではまずはシロアリの被害を画像を見ながら確認していきましょう。
引用:https://pixabay.com/
シロアリの被害の怖いところは、普段目につかない所がどんどんと食い荒らされて、気づいた時には「手遅れ」になってしまうことです。
床下や、浴槽の壁の裏側といった湿気のあるところが常に狙われていると考えていいでしょう。
シロアリはセルロースといわれる植物に含まれる食物繊維を食物とし、生きている限り、セルロースを食べ続けます。
言い方を変えれば「木材を分解」しているわけです。
それも木材の表面ではなく内側から食い荒らすため、気づいた時には家屋が倒壊する危険にさらされているといったこともあります。
気づいた時には手遅れ
引用:http://sekkei-y.com/mt/2010/03/post_533.html
引用:http://googirl.jp/lifestyle/1506duskin104/
表面から見て、被害がわからなくても木材の内部は空洞化している場合があります。
ここまで被害をうけていれば、地震などの災害で家が倒壊することが懸念されます。
引用:https://64.sansak.jp/106.php
引用:http://www.shigakan.co.jp/shiroari/higai.html
上の写真は被害にあったところ以外を見るとわかるように比較的新しい家屋の床下です。
家を支える柱がぼろぼろになり、もとの太さの半分にまでなってしまっています。
床下の地盤面の防湿処理が施されていない場合、このようになることが考えられます。
100万匹の脅威
たかだか5mmほどの白アリですが、100万匹以上が木材を巣にしています。
そのため驚くほど被害が進むのが早いのです。
もし、1匹でも見かけたら一刻も早い対処が必要です。
引用:http://www.hs64.jp/moba/siro/sirohigai.html
引用:http://blog.woody.co.jp/article/13850810.html
こちらはアパートの一室です。
入居者の方がシロアリを見つけたので殺虫剤をかけたので安心していたらこの様な状態にまでなってしまいました。
ヤマトシロアリという種類のシロアリは、土壌の中にひそんでいるので、土壌からの侵入をふせがなくてはなりません。
またこのアパートでは点検溝がなかったので工務店で点検溝を作らなくてはならなかったそうです。
出展:http://blog.woody.co.jp/article/13850810.html
5軒に1軒がシロアリ被害の可能性
新築の家は建築基準法で地面から1mの主要な部分にシロアリ対策を施すことが決められています。
ですがその効果は最高で5年ほどでそれ以降、築年数がたてばたつほどシロアリ被害にあう可能性が高まってくるのです。
「日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合」では築年数25年から29年で約20%、5軒中1軒に被害が発生しているとしています。
引用:https://www.renoco.jp/termite/damage/reality/
築10年以下でもシロアリ被害に
シロアリはどちらかといえば老朽化した家で発生するというイメージがありますが、予防をしていないなら築浅でも被害を受けることは十分にあります。
引用:https://cs.ig-consulting.co.jp/news/2017/08/10.php
こちらの家では小さな雨漏りがあったことで、壁内の湿度が高くなりがちな状態でした。
ある日、1匹の羽アリを見つけ、点検を依頼したところ、木材の部分が簡単に崩壊してしまいました。
内部はボロボロになっていて、そこからシロアリがたくさん出てきたとのこと。
家の各箇所に異常がないか、日頃から注意しておかなくてはなりません。
シロアリ侵入経路のチェック
シロアリは普段見えないところで家をむしばんでいく忌々しい虫ですが、家の周りをよく観察すると侵入経路を発見できる場合が多いです。
それには地面から「アリ道」とよばれる痕跡を残しているのを見逃さないようにします。
そして「アリ道」は木材だけに限らす、コンクリートやビニールパイプからも発見できることができるのです。
侵入経路No.1:玄関サッシ付近
引用:http://toukaitekunikaru.iinaa.net/index73.html
要注意なのは玄関に水をうって掃除するご家庭です。
知らず知らずのうちに木材が湿気た状態になっていますので、シロアリの好む環境となっています。
木くずっぽい粉のようなものがあれば即対応が必要です。
侵入経路No.2:玄関かまち
引用:http://san-ai.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301831445-1
こちらの家も築年数はそれほど経っていないように見受けられますが、玄関の上がりかまち部分に集成材が使用されていたため、あっという間に食べつくされていたようです。
侵入経路No.3:基礎部分
引用:http://yokohamabougi-hiroshima.com/
この粉を張り付けたようなものが「アリ道」です。
手当たり次第にまわりの物を食いながら進んでいきます。
侵入経路No.4:勝手口の基礎部分
引用:http://toukaitekunikaru.iinaa.net/index73.html
勝手口は北側にあり日当たりが悪いことが多いですね。
そうするとシロアリにとって居心地のいい状態となってしまいます。
常に注意して確認するようにしましょう。
侵入経路No.5:配管・配線部分
引用:http://siroari.blog.so-net.ne.jp/2009-04-27
これは配線に断熱材が巻かれているものですが、断熱材をめくるとたくさんのシロアリがでてきたそうです。
そして温水の通る配管から屋内にまで「アリ道」でいっぱいでした。
侵入経路No.6:ポーチ
引用:http://www.sankyo64.com/work/wingedant/ecology/
あまりにひどい状況です。
ここまで進行してしまっては撤去しなくてはなりません。
侵入経路No.6:ウッドデッキ
引用:http://www.ig-corp.jp/blog/woman/2017/04/post_998.php
ウッドデッキのある家はウッドデッキだけでもシロアリ対策をした方がいいというくらい、被害が多いです。
直接、木材が土と接しているウッドデッキはシロアリを屋内へ誘導するようなものですので、特に注意が必要です。
シロアリ被害状況を画像で紹介 まとめ
悲惨な状況のシロアリ被害状況を見てきましたが、これら画像に共通しているのは、粉を吹いたような痕跡です。
これらの特徴を今回はよく覚えておいてほしいと思います。
そうすれば、いち早くシロアリがいることを見つけることができるからです。
自分の家だけではなく、お隣、親戚、友人宅などでこんな痕跡または「アリ道」を見つけたら教えてあげることができますし、しいては地震が起こった時に未然に倒壊を防ぐことができます。
多湿な日本に住んでいる以上はシロアリ問題は決してなくなることはありません。
引用:http://girlydrop.com/interior/2128
ちなみにですが、シロアリの天敵って何だかご存知ですか?
いろいろいるのですが、身近なものでいうと「アリ」なんです。
同じアリといっても、実は仲間じゃなくアリは蜂の仲間、シロアリはゴキブリの仲間。
そしてシロアリは攻撃能力が低いですので黒アリに食べられてしまうのです。
それを知ってからは庭先に「アリの巣コロリ」なんて置けなくなりました。
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