シロアリ被害は「早期発見・早期駆除」がとても大切です。
そのためにもシロアリを見つける方法を確認しておきたいと思います。
引用:https://www.photo-ac.com/
シロアリの飛翔を見逃さない
シロアリはアリやハチの様に群れをつくって生息する社会性昆虫ですが、じつはゴキブリの仲間です。
日本には20種類以上のシロアリがいますが、中でも「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」が住宅に被害を与える種とされています。
一度、住宅の木材に住み着くと100万匹ものコロニーを作って木材を食い尽くします。
阪神大震災では倒壊した家の多くがシロアリに食害されていたことから、シロアリ被害の脅威が取り沙汰されました。
引用:http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071018/137884/
シロアリの群れが大きくなると、羽をもつニンフアリが次のコロニーを作るため、飛び立ちます。
羽アリを見かけたら近くにシロアリ被害があるか、またこれから住み着かれる可能性があるということですので、見かけたら点検、または予防をした方がいいでしょう。
羽アリが飛ぶのは、種類によって少し違いがあります。
■ヤマトシロアリ:4月~5月、午前10時~12時頃
■イエシロアリ:6月~7月、薄暗くなる頃から
ヤマトシロアリは雨の後の良く晴れた日によく飛び、イエシロアリは電灯に集まっていることが多いです。
黒アリの羽アリとよく間違われるのですが、羽の形状は少しウスバカゲロウににています。
引用:http://www.shiroari110.net/haneari.html
シロアリは太陽の光や乾燥を嫌うので、木材の中や地中で生活していますが、年に一度だけは、この羽アリが飛翔するのです。
ですから4月から7月の時期はシロアリ被害を見つける最大の機会だといえるでしょう。
羽アリを見かけたら、すぐさま家の周りや床下を点検してください。
引用:https://www.photo-ac.com
シロアリ被害の見分け方「家のまわり編」
シロアリは羽アリとなって飛ぶ時しか基本的には外には出てきませんのでシロアリ自体を見つけることは難しいです。
ところがシロアリは体が乾燥しないようにトンネルを掘りながら移動します。
そのトンネルを「蟻道」(ぎどう、ありみち)といいます。
この「蟻道」の中に、または辿っていくとシロアリを見つけることができるのです。
引用:http://traim.net/siroari-top/siroari2.html
「蟻道」は茶褐色、黄土色のような色をしていて地面から壁に向かって張り付いていることが多いです。
硬いですが指で壊すことができ、中にシロアリがいなければ、すでに移動してより内部へと侵入している可能性があります。
では「蟻道」を画像でご紹介しますので、イメージをつかんでいただければと思います。
引用:http://www.ueda-dks.co.jp/damage/index.html
引用:https://dev.peacehome.jp/
引用:http://www.shiroarikujyo.com/date/2013/page/21
木の根っこのようにも、子供のイタズラのようにも見えます。
だけど、どこかで見たこともあるような気がしませんか。
この「蟻道」こそ、シロアリ被害を発見する一番の痕跡なのです。
引用:https://www.minneapolisparks.org/
「蟻道」を見つけたら、きれいに取り除いて「蟻道」のはえていた地面に穴を掘って(範囲30cm、深さ10cmくらい)シロアリ駆除土壌用の薬剤を流し込みます。
地面がコンクリートの場合でもひび割れから大量に流し込んでください。
あまった薬剤は周辺に吹き付けておくと、「蟻道」の予防になります。
ただし、「蟻道」がすでに家の内壁の先へ進んでいた場合、むやみに薬剤を吹きかけると、シロアリが警戒してさらに奥まで入り込み駆除が困難になりますから、ベイトタイプの駆除剤を仕掛けるなどの措置をとります。
※ベイトタイプ:シロアリ用のホウ酸だんごのようなもの、効果がでるまで半年ほど時間がかかる場合もあります。
引用:http://thermal2.exblog.jp/18752030/
家の周りに朽ちた木材や段ボールなどがある場合はすぐに廃棄しましょう。
シロアリの大好物ですから、呼び込んでしまいます。
とにかくシロアリは乾燥に弱く、じめじめした場所を好みます。
置きっぱなしの植木鉢の下で見つかることもよくありますので、風通しのいい環境を保つことが大切です。
引用:https://www.memorial-service.co.jp/blog/jumokusou/blog1032/
シロアリ被害の見分け方「家の中編」
■小さな羽が落ちている。
シロアリは次の住処を見つけると、羽を落として繁殖を始めます。
部屋の隅などに小さな羽が落ちていたら、シロアリが侵入している確率が高いです。
引用:http://www.freeml.com/bl/2419682/211986/
■木くずが落ちている。
壁際などに粉状になった木くずが落ちていればすぐに点検をしましょう。
中にはフンが混ざっていることもあります。
引用:http://www.sankyo64.com/blog/termite/entry-16158/
■柱や床を叩いてみると渇いたような音がする
一か所だけ音が違っていたり、空洞化しているような音がすれば要注意です。
また触ってみてベコベコした感触があれば、かなり怪しいです。
他にも
■床がボコボコする。
■ 浴室やトイレなどのタイルにヒビが入っている。
■ ふすまやドアの立て付けが悪くなったように開け閉めがしにくい。
■ 浴室の窓枠、敷居などの水ぐされ。
■ 雨戸が軽くなった。
これらの症状はシロアリ被害でよくみられるものですので、まずは疑ってかかってみてください。
引用:https://kenzai-digest.com/livingstairs/
シロアリ駆除業者に依頼するなら
シロアリ被害に関しては多くの広告と共に被害にあわれた方の口コミが多く見られます。
そのなかでシロアリ駆除業者をしている男性から、業者選びのアドバイスがありましたのでご紹介します。
もし工事をするときは見積もりは複数の業者から取ってよく話を聞いてから決めた方が良いと思います。
ただ、物には適正価格というものがあります、安ければ良いと言う物ではありませんのでご注意下さい。
(日本しろあり対策協会に入っている業者であれば比較的安心だと思います)
引用:https://kenzai-digest.com/livingstairs/
出展:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1035831450
シロアリ被害の見分け方 まとめ
人前に姿を見せないシロアリですが、けっこうその兆候はあるものですね。
とはいえ、シロアリ被害は見つけてからが勝負です。
どのように駆除するか、家の補修はどうするのか、そしてどうしたらいい業者選びができるのか。
一番の問題はシロアリ駆除業者の中には適切でない処理を行うところや、見積もりでは安かったのに追加料金が発生するところもあるということです。
また名前の通った会社であっても高額になるケースがあるなど様々な問題をはらんでいます。
そして5年保証については、5年以内にシロアリ被害が出たら、もう一度駆除してくれるというもので、家の修理については保証していないといった場合が多いのです。
シロアリ被害の進行に焦る気持ちはあって当然ですが、業者選びにはじっくりと時間をかけて検討することが大事です。
シロアリ110番
シロアリ駆除費用ガイドナビがオススメするイチオシの業者は、「シロアリ110番」です。
シロアリ駆除の業者を選ぶ際に、ポイントになるのは以下の5つです。
シロアリ110番は、これらのポイントをしっかりと押さえています。
- 費用(1坪あたり、1平米あたりの料金がリーズナブルか、追加料金の有無、など)
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