シロアリ対策に効果的な薬剤は何なのでしょうか。
ここでは、日本しろあり対策協会で認定されている薬剤をご紹介します。
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目次
合成ピレスロイド系
合成ピレスロイドとはもともと蚊取り線香の材料となっていた除虫菊の成分を似せて作った殺虫剤です。
昆虫類・両生類・爬虫類に対する神経毒作用が強いですが、哺乳類・鳥類には影響が低いことから比較的安全性の高い殺虫剤だといわれています。
◆ペルメトリン
土壌中での分解が早いため駆除剤に適しています。
◆トラロメトリン
土壌吸着性が強く駆除向きで使用されますが加水分解が早いです。
◆アルファシペルメトリン
酸性および中性土壌で安定性を発揮、紫外線と熱に不安定なので駆除向きです。
◆シフルトリン
酸性土壌で安定性を発揮、分解が早いので駆除向きです。
◆プラレトリン
駆除性能は高く、マイクロカプセルとして精製、新築予防に適した成分です。
◆ピレトリン
紫外線分解を受けやすいので屋内向き、熱と酸に対して安定性が高いです。
◆ビフェントリン
残効性に優れていますが、熱に弱いので高温環境に向きません。
◆シフェノトリン
残効性に優れていて熱、紫外線にも安定しますが、コンクリートのアルカリ性には弱いためベタ基礎表面にはマイクロカプセルで使用します。
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ネオニコチノイド系
タバコのニコチン成分が持つ殺虫力を利用した薬剤で人に対する安全性は高いです。
シロアリ以外の昆虫にも作用があるため、ミツバチなどにも殺虫効果があるのが難点です。
シロアリの忌避性がほとんどないので、素人でも扱いやすいのが特徴となっています。
◆チアメトキサム
駆除性能はとても高いですが水溶性でもあるので湿地には向きません。
◆ジノテフラン
コンクリートの表面でも分解されにくいですが、水溶性です。
駆除性能はさほど高くありません。
◆イミダクロプリド
紫外線に強く残効性に優れています。
マイクロカプセルならコンクリート表面でも使用可能です。
◆アセタミプリド
紫外線に強く、床下の土壌でも分解されにくく残効性に優れています。
ミツバチへの影響が小さく環境負荷が少ないのが特徴です。
◆クロチアニジン
紫外線に強く残効性に優れています。
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非エステルピレスロイド系
合成ピレスロイドに比べるとやや遅効性ですが残効性があり、駆除、予防ともに優れています。
人への安全性が高く、魚毒性が低いので環境への影響も少ないです。
シロアリの忌避性がありますので高度な散布技術が必要です。
◆エトフェンプロックス
安全性がとても高いですが残効性が低く、駆除向きです。
◆シラフルオフェン
安全性が高く紫外線、雨、コンクリートにも強く残効性に優れていますが駆除性は高くありません。
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フェニルピラゾール系
瞬間的殺虫力が強く、残効性のある成分です。
作業時に吸い込まないよう十分注意する必要があります。
◆フィプロニル
残効性に優れていますが、急性毒性が強いので床下全面処理には向かず、局所的な殺虫に使用します。
フェニルピロール系
シロアリの忌避性がないことから、素人でも使いやすい薬剤ですが食毒性が強いので、作業時に吸い込まないように十分な注意が必要です。
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◆クロルフェナピル
紫外線以外では分解しにくく駆除性が高いです。
土壌吸着性能が高く環境負荷が低い特性を持ちます。
アントラニリックジアミド系
シロアリの忌避性がないことから、素人でも使いやすい薬剤ですが食毒性が強いので、作業時に吸い込まないように十分な注意が必要です。
◆クロラントラニリプロール
紫外線以外では分解しにくく残効性に優れていますが駆除に時間がかかります。
「ヤマトシロアリ」専用の殺虫剤で、人にも環境にも他の昆虫にも影響がありません。
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ホウ酸はシロアリ駆除に向かない
シックハウス症候群などを持つ人にとっては、救世主のようなホウ酸由来のシロアリ駆除剤。
ところが何人かのシロアリ防除士の中には、ホウ酸ではシロアリを阻止できないといいます。
それは駆除現場でホウ酸を吹き付けた部分にヤマトシロアリの蟻道が復活するのを何度も見ているからだと。
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駆除できた場合ももちろんあって、土壌に薬剤層をしっかりと作った場合には処理していない付近から伸びた蟻道が死滅していたそうです。
重要文化財の様に費用をかけて大量のホウ酸処理をしていない限りはシロアリの侵入は防げないというのがホウ酸で防除してきた業者の一致した意見なのです。
蟻道がいったん出来れば後に続くシロアリはホウ酸が処理された木材に触れずに活動するのです。
そして、かりにホウ酸処理部分に被害がないとしても、伸びた蟻道が運悪く建物内部の建具や紙類に到達すれば被害が生まれます。
化粧合板の表面まではホウ酸処理しないでしょうから、家具との隙間や敷居、襖などに被害の可能性があります。
引用:http://www.woody-koike.co.jp/housan/
出展:https://www.sinfonia.or.jp/~isoptera/myhtm/housan_grass.htm
毎年通って定期駆除しているアメリカカンザイシロアリの現場がありますが、当初は駆除部分の周囲の野地板や構造材などに羽アリ対策の意味でホウ酸を吹きつけてきました。
かなり濃い液でしたが、塗布した翌年にその材から生きたままの羽アリ(落翅虫)が見つかりました。
これは羽アリが木材に潜り込む方式によって納得できました。つまり、羽アリが羽アリとして木材をかじるのは餌としてではなく、いち早く木材の中に身を隠すためです。
表面から一定の深さまでは木を食べずに木粉として排出するのです。
この木粉は駆除の経験者なら誰でも目にするもので、駆除での重要な目安です。
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出展:https://www.sinfonia.or.jp/~isoptera/myhtm/housan_grass.htm
ホウ酸はシロアリに食べさせなければ効果を発揮しません。
そのため、木部の表面をかじっただけでは駆除することができないということです。
ということは、ホウ酸が原料として販売されている薬剤にはホウ酸以外の殺虫剤が入っているということでしょうか。
だとしたら、こわいことです。
ホウ酸だからと安心して自分でシロアリ対策したものの、シックハウス症候群や呼吸器系疾患を引き起こしてしまう可能性があるということを意味してします。
引用:https://www.treehugger.com/natural-sciences/nature-blows-my-mind-miracles-termite-mounds.html
シロアリ対策に効果的な薬剤は?まとめ
シロアリ対策に効果的な薬剤は、50年間シロアリ防除業界をリードしてきた公益社団法人日本しろあり対策協会の認定する薬剤です。
安全という意味でも信頼ができるでしょう。
日本しろあり対策協会ができてからの50年でシロアリ駆除の薬剤は大きく進化しました。
シロアリ駆除による健康相談も随分と減り、人体にもほとんど無害だといえる薬剤が使用されるようになっています。
むしろ市販の薬剤の方が安全よりも効果を重視して作られていますから、危険である可能性が強いです。
シロアリ駆除業者の使用する薬剤よりも市販の薬剤の方がニオイがきついという口コミもあるくらいですから、健康被害に少しでも不安を感じるようでしたら、専門家に依頼するのがいいでしょう。
薬害は時間が経ってから出ることもありますので、慎重な選択が何よりも大切です。
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