シロアリ対策は家を建てる前から始まります。
油断禁物ですのでシロアリ対策の情報を調べてみましょう。
引用:http://strikeforceservice.com/termite-control/
新築時のシロアリ対策
新築時には今ではほとんどの家がバリア工法で消毒してから基礎を打ちます。
それから地面から1m上の部分まで薬剤を塗布するので、5年保証を付けたりしていますね。
ですがシロアリの好きな家を作らないことが重要なのです。
デザインや間取りを重視して、知らない間にシロアリの好きな家にならないように気をつけなくてはなりません。
そして点検をしやすい家づくりが何よりも大切です。
引用:http://hao2525.image.coocan.jp/ijikannri00.html
基礎部分の対策
すべての床下がもぐって点検できる構造であること、玄関部分と勝手口のステップもベタ基礎と一体にすることが大事です。
シロアリは玄関や裏口から侵入することが多いのですが、それは造りに問題があるのです。
家の構造物が離れているため、外気にふれない隙間ができてシロアリを誘引します。
昔の靴脱ぎ石が建物から離れていたのはシロアリを寄せ付けないためです。
昔の人の知恵は素晴らしいもので、古民家はシロアリ被害に遭いにくいといいます。
引用:http://ex-daito.jp/works/w-wahuu/aoisi.html
玄関部分の対策
玄関は土壌が近いのでシロアリの大好きな場所です。
玄関横に花壇を設置するのも出来ればやめた方がいいでしょう。
ガーデニングはなるべく外基礎から離して、基礎部分には日光が当たるようにします。
玄関内部のタイルの裏側からシロアリが見つかることも多いです。
蟻道を作らずに直接、入ってこれるという造りに問題があります。
引用:http://minkara.carview.co.jp/userid/346326/car/622493/1504925/note.aspx
新築5年目のシロアリ対策
さて新築時のシロアリ予防効果が5年を経つと切れ始めます。
5年目が、シロアリ予防をするタイミングです。
一時、悪徳業者などの出現でイメージの悪くなっていたシロアリ駆除ですが、最近では料金も良心的になってきましたので、シロアリ予防をする家庭が増えてきました。
もし5年目でのシロアリ予防を悩んでいるのでしたら、思い切ってした方がいいでしょう。
薬剤への不安があるようでしたら、薬剤を撒かない「ベイト工法」という方法もあります。
一番良くないのは何もしないことです。
引用:http://www.owl-eco.co.jp/siroari/ariget.html
ベイト工法とは
一般的なシロアリ駆除、予防方法の「バリア工法」と違い、薬剤を散布しない小さな子供のいる家庭でも安心のシロアリ予防法です。
土の中にシロアリの好む木や紙をの入った容器を埋め、薬剤入りのエサに誘引します。
薬剤は昆虫にしか効果のない成分で人体への影響がありません。
アメリカなどシックハウス症候群に慎重な国ではシロアリ駆除の約7割がこのベイト工法です。
引用:http://www.110-ban.com/?men=8&cat=3
エサを食べたシロアリはすぐに死ぬことなく、約1週間後に脱皮が出来ずに死滅します。
死滅したシロアリの死骸を食べたシロアリも次々と死んでいき、最終的には巣ごと全滅させます。
日本でもベイト工法の取り入れる家庭が増えてきています。
エサの定期的点検や補充をしながら時間をかけてシロアリを予防、駆除するため、すぐには効果がでませんが、エサの改良や設置場所の特定によって効果は高くなりました。
引用:http://kk-kimura.com/
中古物件を購入する前に
とあるシロアリ駆除業者「白蟻駆除屋さん」のブログで、リスペクトする不動産屋さんの話が載っていました。
その不動産屋さんというのは、家を売る前に必ず白蟻駆除屋さんを呼んで、家を調査させるというのです。
そしてもしシロアリがいたら、きちんと駆除してからお客様に引き渡すとのことで、
買ったお客様が翌日から安心して住めるような状態にして引き渡す・・
がポリシーなのだそうです。
そんな不動産屋さんが1件でも多くいてくれたらうれしいですね。
残念ながら中古物件を買って1年経ったころに羽アリが発生しても知らん顔の不動産屋さんは多いのだと白蟻駆除屋さんはブログでいいます。
引用:https://www.homes.co.jp/kodate/b-17014120000003/
その白蟻駆除屋さんのところへ中古物件を購入する前のお客さんが事前調査の依頼にきました。
さっそく白蟻駆除屋さんは家を調査に。
外回りから見て回るとベランダの下に蟻道がありましたが、すでに死んだ蟻道で今は使われていません。
それより家の裏手に切り株が5~6個あり、試しに切り株を割ってみたら数十匹のシロアリが生きていたそうです。
家の布基礎から1mとすぐのところで、とても危険な状態だといいます。
引用:http://siroari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-08
そして床下調査に入ります。
床下収納庫からもぐるとカビ集もなくカラカラと乾燥したいい状態です。
乾燥しているのは床下全体に防湿シートが貼られその上10cmくらいまで川砂が敷かれてあるからです。
引用:http://siroari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-08
ところが防湿シートには欠点があって、水分が中で滞留することです。
滞留した水が限界を超えて溢れると、一挙にシロアリが登ってくる危険があるそうです。
案の定、初期蟻道が作られていました。
引用:http://siroari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-08
さらに調べると蟻道だらけでしたがどれも死んだ蟻道で現在は活動していません。
ということは一度駆除しているに違いない、とよく見ると穿孔処理の後がありました。
あと天井には雨漏りの跡があり、こちらも修理がちゃんとされているかの確認が必要です。
白蟻駆除屋さんは「何年前に駆除したのかを調べてほしい。」と結果報告したそうです。
白蟻駆除屋さんによると築30年の家でも床下が新築同然にきれいなところも多いそうで、中古物件選びは、しっかり調査してからの賢い購入をアドバイスしてくれました。
家の周りの切り株や朽木が危険なことも参考になりました。
引用・出展:http://siroari.blog.so-net.ne.jp/2017-06-08
シロアリ対策は新築の時が大切?まとめ
シロアリ対策は結論として、新築時もそれ以降も大切です。
インターネットの口コミでもシロアリ被害に遭った家は少なくないようです。
国土交通省のシロアリ被害実態調査報告書では腐朽・カビ・蟻害など何らかの生物劣化被害を受けていた建物の割合を調査した結果が公表されています。
そのうち蟻害はシロアリ予防の保証期限内の建物であればほぼ0%で保証の切れた建物では2%~6%超の被害発生率となっています。
また保証切れ後の経過年数に応じて急増していくものと予測しています。
築年数では10年未満の被害はほぼ0%であるのに対して築年数10年以上では被害発生率は4~6%に上昇してきています。
築年数20~30年以上経過した発生被害は再発被害であると考えられ、住宅の立地条件も大きく影響することがわかります。
大きな懸念は近年の温暖化や住宅構造によって従来の常識が覆されつつあると締めくくっています。
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