シロアリ予防って自分でどこまでできるのでしょうか。
費用をおさえるために、自分でできる予防をまとめてみました。
引用:https://pixabay.com
目次
自分でするシロアリ予防DIY
シロアリ予防、自分でできたらいいですよね。
ローンも残っているマイホームなら尚更です。
シロアリ予防は自分でできないこともありません。
但し、その人のタイプと家の環境にもよります。
1.マメに床下や家の外回りをチェックできる人
2.比較的、器用な人
3.家の構造やまわりの環境がシロアリに強い家
4.海の近くでない家
5.乾燥した立地にある家
引用:http://box25056.exblog.jp/4136131/
いかがですか。
当てはまるようでしたら、すぐにシロアリ予防DIYを始めましょう。
自分でシロアリ点検
<用意するもの>
・作業着
・帽子
・軍手
・マスク
・スマートフォン
・懐中電灯
・マイナスドライバー
スマートフォンは気になる場所を撮影する、または万が一狭いところで抜けられなくなった時、助けを呼ぶためのものです。
マイナスドライバーは怪しい木部の様子を見るため持っていきます。
気温が低い時はシロアリの活動が鈍く、発見が難しくなるので温かい季節に点検しましょう。
道具を用意したら床下へもぐる場所を特定します。
床下収納庫、押し入れ、畳を上げた場所などから床下へ入るのが一般的ですね。
引用:http://www.lixil.co.jp/lineup/living/syunou/yukashita/
床下がサラサラに乾燥していれば、かなり安心だといえるでしょう。
もし湿っているようなら、乾燥剤や炭の設置をします。
またサーキュレーターを使用してみるのも効果的でしょう。
そして床下で一番簡単なチェック方法が「蟻道」があるかないかということです。
シロアリは体の乾燥を避けるために「蟻道」というトンネルを作り中を行き来します。
引用:http://blog.woody.co.jp/article/13749788.html
「蟻道」が見つからなかった場合
床下に木くずやダンボールなどのゴミがないかチェックして、あればきれいに掃除しましょう。
放置しておくとシロアリをおびき寄せることになります。
続けて家の外まわりにも「蟻道」がないかの点検です。
湿気ていて風通りの悪いところも改善して回りましょう。
柵や杭など木材が地面と接しているものも撤去します。
植木鉢も地面にじかに置くのではなく、植木鉢置きなどを利用して、風通しよくしてシロアリの侵入を防止します。
引用:http://blog.livedoor.jp/san_chan_/tag/%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%9E%E3%83%AB
「ベイト剤」を仕掛けておく
ベイト剤とは非常に効き目の遅い殺虫剤だと思ってください。
殺虫成分とシロアリの大好物の木くず(セルロース)から出来ています。
ベイト剤をシロアリが食べることによって脱皮ができなくなり、死に至ります。
ベイト剤を食べたシロアリはすぐには死なないので、殺虫成分を巣に持って帰ることになります。
そして死んだシロアリを他のシロアリが食べることで、巣全体の壊滅を狙うのが目的です。
ベイト剤は人間に有害な薬をほとんど使わないということでも安心な駆除法だといえます。
引用:http://www.tt-techno.co.jp/gyoumu_seihin/68-36.html
「蟻道」を見つけた場合
「蟻道」が木部に接している部分のチェックをします。
もしフカフカになっていたら、もうすでに食害が進んでいるということです。
この時点でDIYは終了です。
「蟻道」を壊さないように、シロアリ駆除業者連絡するのが賢明でしょう。
シロアリ駆除業者でも場合によっては「ベイト工法」をすすめます。
薬剤について不安のある場合には相談に乗ってくれるでしょう。
また反対に時間と費用がかかるので、「ベイト工法」は取り入れておらず、薬剤を散布する「バリア工法」しかしないという業者もいるのです。
引用:https://pixabay.com
シロアリの生態
日本には20種類以上のシロアリがいますが、なかでも家屋を食害するのは「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」の3種類だといわれています。
ここではシロアリの生態などを少し、おさらいしておきたいと思います。
引用:http://www.imamuranet.com/term.htm
【ヤマトシロアリ】
寒冷地以外の日本中に発生、主に被害は床下に集中します。
土の中、湿った木などを好みます。
コロニーは2~3万匹
引用:http://www.imamuranet.com/term.htm
【イエシロアリ】
本州、四国、九州、沖縄の沿岸部に多く発生します。
被害は床下にとどまらず壁の中、屋根裏におよび激しい被害をもたらす危険種です。
コロニーは100万匹
引用:http://www.imamuranet.com/term.htm
【アメリカカンザイシロアリ】
アメリカ産の外来種で、乾燥に強く、家具などに潜んで、被害は建物全体に及びます。
コロニーは2千~3千と最も少ないですが、体調はヤマトシロアリの2倍ほどあり、食害の進行は遅いものの被害は大きくなります。
黒アリはハチの仲間に属していますが、シロアリは3億年前から生息するゴキブリの仲間です。
シロアリは木材が大好物。
食物繊維であるセルロースを食べることで土に還すという役割を持っているのです。
地球上では恐竜など絶滅した種も多いのに生き残っているシロアリやゴキブリは地球から必要とされているのでしょう。
地球から見ればもしかしたらシロアリより、人間の方が害虫に見えているのかも知れません。
引用:http://www.mlit.go.jp/page/h26zugacon_003443.html
シロアリには「女王アリ」「王アリ」「働きアリ」「兵アリ」「副女王アリ」「副王アリ」
そして「ニンフアリ」(妖精アリ)と役割がありコロニーの中で繁殖しています。
「女王アリ」と「王アリ」は次々と子供を作り、巣の中の90%を超える「働きアリ」が食事を運んだり、卵を運んだりとお世話をします。
「兵アリ」巣へ危険が及んだ時に駆け付けますが、黒アリなどには簡単に食べられてしまいます。
「副女王アリ」「副王アリ」は文字通り、「女王アリ」と「王アリ」のスペアで何か異変があった時に繁殖を始められるように控えています。
「妖精アリ」はある時期がくると羽アリとなり、外へ新しい巣を作りに飛び立ちます。
外は外敵も多く、ほとんどの羽アリは鳥などの天敵に食べられてしまい、わずかの確率で生き残った羽アリはフェロモンを頼りにカップルを作り、羽を落とすのです。
そうして新しい「女王アリ」と「王アリ」になりコロニーを形成します。
引用:https://www.熊本シロアリ駆除.com
シロアリ予防DIY【自分でする予防】まとめ
なんだかシロアリの生態や、3億年前から地球に貢献していたことを知ると、とても神秘的な生き物に感じてしまいましたが、やはりわたしたち人間とは共存できない虫なのですね。
シロアリ予防、自分でできることはイメージがつきましたでしょうか。
自分でできることは、多くありますが、自分でできないことも多いことがなんとなくわかりましたね。
シロアリ駆除業者は大昔から日本に存在します。
それも「シロアリ研究所」として日本中でも3社くらいしかなく、呼ばれれば全国へ出かけて行ったそうです。
当時、使用していたのは毒性の強いヒ素だったのですが、何と配合すればいいか、どういう与え方をすれば効果があるかなどを各社は日々、研究しました。
そのノウハウは門外不出で、親子代々、現在にまで伝えられているのです。
一部のイメージの悪いシロアリ駆除業者もいますが、ほんとうはシロアリ駆除は生粋の「職人」の仕事なのですね。
シロアリ110番
シロアリ駆除費用ガイドナビがオススメするイチオシの業者は、「シロアリ110番」です。
シロアリ駆除の業者を選ぶ際に、ポイントになるのは以下の5つです。
シロアリ110番は、これらのポイントをしっかりと押さえています。
- 費用(1坪あたり、1平米あたりの料金がリーズナブルか、追加料金の有無、など)
- 思い立ったらすぐに相談できる窓口
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