シロアリ駆除剤で健康被害は出る?

シロアリ駆除は費用と安心で選ぶ!
>>【シロアリ110番】はこちら<<

シロアリ駆除で最も気になるのが人体への影響がないかということ。

床下とはいえ一面に薬剤を散布するのですから部屋の中にも流れ込んでくるでしょう。

人体に及ぼす影響については昔から様々な報告がされてきましたが、すでに使用が禁止された駆除剤に関しては、甚大な健康被害を及ぼすことがわかっており、現在は改良されて被害の少ない駆除剤が販売されるようになりました。

こちらではシロアリ駆除剤の健康被害について調べてみました。

引用:https://pixabay.com

スポンサードリンク

日本で使用されてきたシロアリ駆除剤

では、日本ではどのようなシロアリ駆除剤が使用されてきたのでしょうか。

かつて、クロルデンと呼ばれる駆除剤が一般的に使用され、なんとシロアリ駆除剤の9割を占めるほどでした。

クロルデンは非常に強い効果のある駆除剤で、一度使用するとシロアリが二度と発生しないとまで言われています。

効き目が強い分健康被害に関するレポートも多く発表され、昭和61年にはクロルデンの使用はもちろんのこと、輸入から製造まで全てが禁止されたのです。

クロルデンの成分には環境ホルモンと呼ばれる物質が含まれており、これを妊娠中の女性や幼児が吸入することで奇形児が生まれたり、知能発達に悪影響を及ぼしてしまいます。

散布すると強烈な刺激臭がし、頭痛がしたり喉に痛みを感じたりといった症状がでることも特徴です。

クロルデンの使用が禁止されてからは、改良を重ねて人体に影響が少ない薬剤の開発が進んでいきました。

しかし、クロルデンの次の駆除剤として広く使用されることになる駆除剤クロルピリホスも、様々な健康被害を及ぼす駆除剤として使用が禁止されてしまいます。

スポンサードリンク

シロアリ駆除剤、クロルピリホス

クロルデンの次の駆除剤として一般的に使用されたクロルピリホスですが、シックハウス症候群を引き起こす原因としてその健康被害に関するレポートが多く報告されました。

シックハウス症候群とは、頭痛や吐き気、目と喉に痛みを感じるといった症状を出す病気で、ホルムアルデヒド等の溶剤を長い期間吸引することで発症します。

クロルピリホスは、ホルムアルデヒドよりもさらに強い毒性を持っており、シックハウス症候群の健康被害が出るようになってから使用が禁止されました。

大人はもちろんのこと、子供はさらに毒素を吸収しやすいため、不眠や集中力の低下、視力障害や微熱など様々な症状が起こってしまいます。

また、クロルピリホスの毒は床に溜まりやすいため、犬や猫などのペットも被害にあいやすいとされています。

クロルデンやクロルピリホスはかつて日本で幅広く使用され続けてきた駆除剤ですが、効果が大きい分人体への被害も大きく、シロアリ駆除を行う業者の人々まで健康被害にあってしまいました。

その実態を踏まえ、日本で使用されるシロアリ駆除剤は改良が繰り返されていきました。

スポンサードリンク

現代のシロアリ駆除剤

かつては何十件もの体調被害を引き起こしてきたシロアリ駆除剤ですが、今ではだいぶんと安全性が確立されてきたといいます。

それらの研究開発の過程では多くの動物の命が実験で犠牲になってきました。

そもそもシロアリ駆除というのはヒ素をはじめとする毒性の強い薬剤が用いられてきましたが、現代では人間への影響が少なく、またシロアリへの効果が高い薬が使用されています。

とはいえ、薬害というものは何年も経ってから発症するものもあり、「絶対安心」と言い切れる根拠はありません。

安全を守るにはまずは知ることです。

引用:https://pixabay.com

公益社団法人 日本しろあり対策協会では使用する防蟻成分を一覧にしていますので、ご参考になさってください。

シロアリ駆除業者の使用する薬剤

ではシロアリ駆除業者の使用する薬剤を見ていきたいと思います。


【合成ピレスロイド系】

魚毒性が極めて強く水に流れ込まない注意が必要です。

高度な散布技術のある玄人向き防蟻成分です。

◆ペルメトリン

◆トラロメトリン

◆アルファシペルメトリン

◆シフルトリン

◆プラレトリン

◆ピレトリン

◆ビフェントリン

◆シフェノトリン


【ネオニコチノイド系】

人畜に対しての安全性は高く、扱いやすい薬剤とされていますが、シロアリ以外の昆虫に広く作用するため大量の使用には環境への影響が考えられます。

◆チアメトキサム

◆ジノテフラン

◆イミダクロプリド

◆アセタミプリド

◆クロチアニジン


【非エステルピレスロイド系】

安全性は高いです。

合成ピレスロイド剤同様に、高度な散布技術が必要です。

◆エトフェンプロックス

◆シラフルオフェン


【フェニルピラゾール系】

食毒性が強いため、丁寧な施工をする玄人向き防蟻成分です。

施工時に経口・吸入しないよう厳重な注意がいります。

殺蟻効力が強く環境負荷の低い薬剤です。

急性毒性が高く床下全面処理には適していません。

◆フィプロニル


【フェニルピロール系】

食毒性が強いため、丁寧な施工をする玄人向き防蟻成分です。

◆クロルフェナピル


【アントラニリックジアミド系】

食毒性が強いため、丁寧な施工をする玄人向き防蟻成分です。

「ヤマトシロアリ」専用として予防から駆除まで適用でき、人畜毒性、環境毒性ともに低く、他の昆虫にも影響しないことから次世代型防蟻剤と位置付けられています。

◆クロラントラニリプロール


シロアリ駆除業者はこれらの薬剤をその特性によって使い分けているのです。

中には毒性の強いものや、吸引してはいけないといったものもありますが、施工する業者の体調に問題はないのでしょうか。

シロアリ駆除前にはどんな薬剤を使用するのか、またその薬剤の特性はどんなものなのかを調べておくといいでしょう。

引用:https://pixabay.com/

安心できるシロアリ駆除業者

花粉症になる人とならない人がいるように、いくら安全といわれていても、シロアリ駆除後に体調に異変を起こす人はいると思います。

そんな時のためにもシロアリ駆除業者選びは信用できるところにしたいもの。

安心できるシロアリ駆除業者は、家族の体質や健康状態、家屋の換気状態などを施工前にチェックしてくれます。

そして妊婦や小さな子供がいることがわかると施工法を変えるようアドバイスしてくれるでしょう。

もし業者にそのような配慮がなければ、何かあった時の対応も信用できませんので契約することはやめておくべきです。

引用:https://pixabay.com

防除施工の前後の注意事項

施工時の注意点として家族ができることはまず、食品や食器が汚れないように密閉することです。

防除施工後、食器はじゅうぶんに洗浄してから使用します。

作業中はなるべく近づかないようにし、換気をこまめにしておきます。

室内の空気中の薬剤濃度は散布日より翌日の方が高くなることもありますので、しばらくは換気をじゅうぶんに行います。

引用:https://pixabay.com/

シロアリ駆除で体調が悪くなったら

シロアリ駆除によって体調を悪くする症状は、新築住宅でよくみられる「シックハウス症候群」とよく似ています。

「シックハウス症候群」は内装クロスの接着剤や合板に使用される化学的物質によって起こるもので、症状は主に頭痛などです。

ひどくなると入院するといったケースもありますが、換気をすることで多くは改善されています。

引用:https://pixabay.com

【シロアリ駆除後の症状】

◆喉の刺激・痛み

◆頭痛

◆嘔吐

◆むかつき

◆目の刺激・痛み

◆気分が悪い

◆体調悪化・体調不良

◆皮膚湿疹・かゆみ

◆気管支・肺障害

◆咳

早めに医師の診断、治療を受け、診断書を取って業者や消費生活センターに被害の内容を伝えます。

受診の際には使用された薬剤の名前がわかっていたら、より早い診断につながるかも知れませんね。

そして換気をじゅうぶん行い、消臭剤や中和剤の散布であるとか、汚染土の入れ替えなどを業者に申し出ましょう。

引用:https://pixabay.com

化学物質過敏症

化学物質に対して特に過敏だという体質を持つ人がいます。

「化学物質過敏症」といい専門に扱う外来を設ける病院もあるほどです。

自覚があれば、そもそもシロアリ駆除は違う方法を選ぶのでしょうが、厄介なことに「化学物質過敏症」には自覚のない人も多いのです。

それもまだ医学的にじゅうぶんな研究がなされておらず、単に「アレルギー性鼻炎」「アレルギー性結膜炎及びドライアイ」「自律神経失調症」「うつ病」といった診断をされてしまうことがほとんどだからです。

ですが「化学物質過敏症」の症状は多岐にわたっています。

引用:https://pixabay.com

【化学物質過敏症の症状】

◆粘膜刺激症状 (結膜炎、鼻炎、咽頭炎) 、

◆皮膚炎

◆気管支炎

◆喘息

◆循環器症状 (動悸、不整脈)

◆消化器症状(胃腸症状)

◆下痢

◆便秘

◆悪心

◆自律神経障害 (異常発汗)

◆手足の冷え

◆易疲労性

◆精神症状 (不眠、不安、うつ状態、記憶困難、集中困難、価値観や認識の変化)

◆中枢神経障害 (痙攣)

◆頭痛

◆発熱

◆疲労感

◆末梢神経障害 運動障害

◆四肢末端の知覚障害

◆意識障害等

引用:https://pixabay.com

ひどい場合には記憶があいまいになったり、しゃべることが困難になるなど深刻な症状を持つ人もいるのです。

そうなってからでは治療には時間もかかり、精神的な苦痛も伴いますので、シロアリ駆除にあたっては「化学物質過敏症」の観点から薬剤や方法を検討することが望ましいです。

奥様が洗剤で手が荒れることがよくある、そんなご家庭は注意が必要となります。

シロアリ駆除剤で健康被害は出る?まとめ

結論からいうと「人それぞれ」です。

特に化学物質に対して過敏でもないという場合でもシロアリ駆除をきっかけに「化学物質過敏症」になることもあるでしょうし、だからといってそれほど危険なのかといえばそれも違います。

多くのシロアリ駆除業者が毎日のようにシロアリ駆除作業をしていて、その健康被害が社会問題になっているということもありませんから。

引用:https://pixabay.com

残念なことは天然のヒノキから作られた安心できる防蟻剤などがとても高価だということ。

30万円でできるシロアリ駆除が60万円になるといわれたら、誰だって悩むでしょう。

シロアリ駆除業者だってそんな見積もりは出せません。

客は数社から見積もりをとって安いところを選ぶのが常識ですよね。

ここでも「安い方がいい」といった価値観に問題が見えてくるわけです。

もしかすれば料金の高い方の業者がより安全な薬剤を使用しているかもしれません。

価格だけではなく工事内容を、そして薬剤をよく知ってから依頼することの重要性をつくづくと感じます。

シロアリ110番

シロアリ駆除費用ガイドナビがオススメするイチオシの業者は、「シロアリ110番」です。

シロアリ駆除の業者を選ぶ際に、ポイントになるのは以下の5つです。
  • 費用(1坪あたり、1平米あたりの料金がリーズナブルか、追加料金の有無、など)
  • 思い立ったらすぐに相談できる窓口
  • 対応エリア
  • 施工後のサポート
  • 施工業者と工法
シロアリ110番は、これらのポイントをしっかりと押さえています。

シロアリ駆除は費用と安心で選ぶ!
>>【シロアリ110番】はこちら<<

スポンサードリンク